震災で被害を受けた石巻市内を廻ってみると壁や柱が流された家が
きれいに片付けられて整地された空き地が目立つようになってきました。
さあ整備したから気張って復興してくださいといっているようです。地区
住民は片づけで疲れ果てていて、これからの事を考えられません。私
たちは震災津波で流された後片付けをする。この作業は出来るのです
、片付けは経験あるのです。自分の家を作ることは経験あるのです。
しかしこれほど見事に町が空き地となって空間が出来てくると、どう
対応していいか解からないんです。早く区画方向を示してもらえば
住民は動き出すことでしょう。経験のないことへ、どう行動していいの
か不安なんですだからもう少し時間を掛けて考えましょう。百年先の
石巻市を描きましょう、年寄りに優しい町を描きましょう。
我が家から北上川へ向かう路地です北上川沿いに整理されて空き地が
出来てきました。よく孫と漫画館へ向かった路地です。
このアングル台は北上川沿いに堤防を作ったとき、どの高さでどのような
景観になるのか実験したときのものです。堤防に囲まれて生活するのは
いやですが、子孫に今回のような経験をさせないことも必要なのでしょうね。
北上川沿いに高潮対策の堤防が海から作られました。また街中に入って
来た水を排水するポンプも設置され、北上川に続いている川の水位が昨
日は162Cmで、これまでにない位の高潮の水位でしたが川辺の上から50
Cm位下の水位でした。これで我が家の物置に水が入り込むことも無いと
思います。
上下の写真は石巻市内工業港の北側に有った住宅街です。すっかり整地され
空き地が続いていました。
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